ある日の一日の流れをご紹介します。
どのような活動をしているのか、知ってもらえれば光栄です! 職員一同、一生懸命に、かつ楽しく仕事をしています。
全員揃ってのミーティング。
こちらでは理学療法士や作業療法士の訪問も行なっていますが、セラピストからの報告にはいつも新鮮な発見があります。24時間巡回型ケアを行っている北千住ステーションは夜勤からの引継ぎもあります。
前日の携帯当番からの申し送りを受け、定期訪問や臨時訪問を調整します。時間的に無理が無いか、また複数で訪問した方が良いケースはないかなど意見を出し合って決めています。その間にも、ご利用者様やヘルパー、ケアマネージャーさんからの電話が入りにぎやかです。
七つ道具が入ったカバンを手に、それぞれ自転車で訪問先に向かいます(ステーションによっては車移動です)。
午後は雨?合羽は持った?
季節を感じながら今日も走ります。
その頃まいほーむでは…
こちらは新みさと訪問看護ステーション併設の複合型施設「まいほーむ新みさと」です。まいほーむには訪問看護師が交代で必ず1名以上滞在し、医療処置面を中心に、介護職と協力して利用者さんのケアをしています。利用者のAさんは本日まいほーむの日なので、自宅への訪問看護はお休みです。Aさんは泊りも時々利用していますが、自宅へも訪問する顔なじみの看護師や介護士がいるので、ご家族も安心です。
「Aさん、お家に戻ってきてから顔色がよくなりましたね」
Aさんは骨折で入院後、リハビリを経て自宅に戻ってこられました。
前月に病院のカンファレンスでお会いした時は痩せて真っ白なお顔。
それが自宅に戻るとみるみるうちに以前のようなお顔に戻ってきました。
今はお通じのコントロールに少し苦労しています。
同居のご家族のお話も聞きながら、ちょうど良い下剤の量を探っているところ。
記録はその場で複写式の用紙に記入します。
Aさんのお宅で携帯に緊急連絡が入り、急遽臨時訪問に向かいます。
Bさんは神経難病で奥様と二人暮らし。薬の効果が切れる朝方なかなかベッドから起き上がれません。奥様が毎日献身的に介護されていますが、疲れて力が出ないこともあります。この日も「なかなか起こせなくて…」とSOS。24時間緊急加算を取っていますので、日中はもちろん夜間の緊急事態にも訪問看護師がかけつけます。
Cさんは寝たきりの方で、奥様が細やかに介護されています。お通じのコントロールが難しく、定期的に浣腸を行なっています(在宅では排便コントロールの援助がとても多いのです)。
車いすに座ることもとても大切なリハビリ。奥様には移乗が難しいので、私達が伺う時やヘルパーさん訪問時に座ってもらっています。1時間のケアの中で、奥様に替わりお食事の介助をすることも。少しでも奥様の負担が減らせるといいなと思います。
この日はランチミーティング。手作り弁当の人、コンビニ弁当の人、様々です。
ステーションに全員戻ります。
緊急連絡を受ける当番の看護師や夜勤の看護師へ、担当の利用者さんの情報を伝えます。その後それぞれ状態に変化のあった方、処置を変更したい方など主治医や介護事業所、ケアマネージャーに連絡して情報共有します。カルテに本日の記録をしたり書類をはさんだり、看護計画の変更や修正をしたり。利用者さんの悩み事について熱く議論が交わされることもあります。
毎日いろんなことがありますが、話しているうちに最後は笑って元気になります。