訪問看護ストーリー
Story
秋の行楽日和の日曜日
健和会グループの看護師たちが集まり
自分達の活動を報告し、深めあう
看護活動交流集会が行われました。
テーマはSDH(健康の社会的決定要因)
訪問看護ステーションからは
ふたつ演題を発表。
ひとつめ
「受診、内服を拒否している統合失調症利用者に
訪問看護を行って考えたこと」
妄想がある利用者さんに関わるにあたり
看護師がこうした方がいいということより、
相手を理解しようとした姿勢が、
信頼を得られる結果に繋がっていました。
寄り添うって、そういうことなんですね。
所長さんも遠くから見守っていました。
がんばれー!!
他の発表を聞いて、北千住訪問看護ステーションの
副所長さんも、積極的に感想を伝えていました。
そして、他にも北千住ステーションも関わっている
ALSの人工呼吸器装着の独居の事例について
主治医である診療所の師長さんからの報告。
熱い報告で、質疑応答も盛り上がっていました。
ステーションからふたつ目の事例は
「認知症の人の最期を迎える
~本人の望むまっすぐな人生観~」
最期の日まで、デイに通い、最期に好きだったデイに
通えて幸せだったと家族も満足していたケースでした。
本人の意志を中心にそれを、チームで共有する
意思決定支援がこれからは本当に必要なんだなと
思いました。
今回、総勢76名の参加でした。
病気や貧困は自己責任ではない、社会的責任が大きい
そこをどのように、拾い上げて、支援に繋げていくか
そんな思いがたくさんつまった
看護活動交流集会は幕を閉じたのでした。