1か月ぶりに同期が集まりました！もちろん、感染対策バッチリです。こころなしかみんな成長した訪問看護師になっているように見えます。いや、ひいき目なしに成長してます！だって、この1か月で自分の担当の利用者さんを訪問できるようになっていたり、ケアの手順をしっかり行えるようになっているんですもの。

さて、新人集合研修2回目は「訪問看護の歴史と訪問看護師の役割」の講義を受けました。講師は我が健和会訪問看護ステーション統括所長です。「看護の歴史」は看護師養成校で習いますが、「訪問看護の歴史」をきちんと学ぶ機会ってなかったかも。。。江戸時代に遡り、訪問看護の前身の前身「派出看護師」について講義を受け初めてその存在を知りました。こんな昔から、地域に出ていく看護師が居たなんて。感動です。しかもお金がなくても病気になった人にはきちんとした看護を受けてもらえるようにと、一人の看護師が動きだしたことが始まりだそうです。セラピストとして講義に参加した私も、訪問看護の歴史を知ることで、今の時代にも通用する理念があることに驚きと感動を覚えました。

普段はなかなか会えない統括所長と笑顔のスリーショット。貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。新入職員はちょっと緊張の面持ちですが、休憩時間はリラックスしています。

午後は同法人内のケアマネジャーさんから「介護保険とケアマネジャーの役割」についてご講義頂きました。介護保険の仕組みだけでなく、介護保険内で受けられるサービスと保険内では受けられないサービスについて丁寧に解説して頂きました。特に居住地域によって各自治体の横出しサービスが異なることから、当法人の主なエリアである埼玉県三郷市の場合と、東京都足立区、葛飾区の場合について具体的に解説して頂くことでより一層理解が深まりました。最後に事例演習で自分がケアマネジャーになったつもりで根拠のあるケアプランを立てる練習をしました。それぞれ訪問看護師の立場から、訪問セラピストの立場から考えを発表し、いろいろな職種の見方というものがあり、お互いの意見を参考にすることができました。

参加者全員と講師の先生方は、睡魔に襲われることなくみんな真剣に取り組んでいる姿が素晴らしかったです。
次回から、より具体的な疾患や対象者のことを深めていく予定です。