訪問看護ストーリー
Story
私たちのステーションは江東区の大島訪問看護ステーションのサテライトです。
この地、江戸川区の一之江駅近くで16年以上営業しています。
メンバーは看護師3人、理学療法士1人、利用者数40人弱の小さな事業所です。
時節柄常時マスク着用、個食・黙食で、同僚の顔も随分見ていません。
ここで、マスクを取って黙って秒撮!
利用者さんの約半数の方が5年以上ご利用くださっています。
以前訪問させて頂いていた利用者さんのご家族やご親戚が
新たにご依頼くださることがあり、ありがたい限りです。
私たちは毎日の訪問で
利用者さんの生活の工夫や、昔の姿を彷彿とさせるような動作
不自由さをものともしない逞しさに感心し
自分も頑張ろうと力をもらうことが度々あります。
その中から、3人の利用者さんをご紹介します。
まずは、Aさん。不自由な視力で自分で出来る事は自分でするよ!
漏斗を使ってハンドソープの詰め替えもお手のもの。
看護師やヘルパーさんに頼んでしまえばすぐのことを
自分でやろうという心意気がすごい!
買い物の時は、お釣りを間違えないように
お札は全て1000円札にしているそうです。
5000円や10000円が混ざると分からなくなるから。
・・・なるほど!な工夫です。
二番手はBさん 90歳代の後半の可愛らしい女性です。
昔使った5玉算盤の腕前は大したもの。
パチパチと玉をはじき、御名答!
定規できっちり線を引き
点繋ぎで絵の作成!
良く手を動かして
家事や仕事をされてきた様子が目に浮かぶようです。
最後はCさん
お話好きな事がわかる、超速い手の動き。
表情も豊かで、手話通訳さんと看護師は笑いの渦に巻き込まれます。
不思議なもので、手の動きを見続けると、理解できることが増えてきたように感じます。
でも、今のところ看護師は誰も及第点はもらえず、もっと手話を勉強しなさいよ!と
Cさんから喝を入れられています。
まだまだ、紹介したいことは山ほどありますが
またの機会に!