訪問看護ストーリー
Story
4月21日、今年度1回目の認定看護師学習会がオンラインで行われました。
テーマはこちら。
講師は訪問看護認定看護師の鈴木晶子さんです。
まずは認定看護師運営会議と、鈴木さんが認定看護師になるまでの過程の紹介
次世代に続いてほしいという願いが込められています。
健和会看護師の知恵を集結して昨年発刊されたアイデアノート。
皆さん、折に触れ、ページをめくって頂いているでしょうか。
きっと「あーそうだった」「なるほど」という箇所に巡り会えると思います。
今回の講義にも出てきました。
清潔ケアは、普段当たり前のように行っていて
講義内容にもあったように、確かに専門性が分かりにくい技術です。
病院では整った環境で、決まったケア用品を使い、
必要なら看護師二人がかりで行っていた清潔ケア。
それほど苦労した覚えもありません。
在宅では基本的には一人でケア。
お湯を沸かすところから始めたり、使えるタオルの枚数に制限があったり、
ゴミの大きさや出す頻度に気を配ったりetc.
何より利用者さんが心地よく、安全で効果的なケアを目指して提供者間での連携も必要です。
「どのようにケアを行うのか」より「なぜそのように行うのか」
講義の中で印象に残った言葉です。
看護師からヘルパーさんにケアについて伝える時のことを振り返りました。
看護師間で伝達する時、あるいは自分のケアを振り返る時にもそう問うことで
清潔ケアの価値や他職種への理解が深まります。
また、いつもの方法でできない時に応用が効いたり
より良いケア方法を編み出す契機になったりもするでしょう。
清潔ケアを拒否する利用者さんについて話し合いました。
清潔ケアには生理的目的、心理・社会的目的があり
ケアがなされることで種々の効果が期待できますが
それをされたくないのも様々な理由があるのだと思います。
利用者さんの気持ち、感覚、世界を想像しながら、ケアができた時のきっかけを捉え
チームで取り組んでいこうという話し合いがされました。
すぐに解決できることではありませんが
普段顔を合わせていない他事業所のメンバーと話し合うことで
苦労を分かち合い、知恵を出し合い
さて、もう一工夫してみようかという気持ちが湧いてきます。
次回の認定看護師学習会は6月です。
学び合い、語り合う場として活用していきましょう!