2022.06.29
先月の新入職員オリエンテーションを終えて、いよいよ一つ一つの知識を深める講座の開始となりました。健和会訪問看護ステーション新入職員の看護師&セラピスト合計8名以外に、東京民連の他法人の訪問看護師さんもZOOMで8名参加して下さいました。
本日の講義は午前「訪問看護の歴史と訪問看護師の役割」、午後「介護保険とケアマネジャーの役割」です。講師は例年通り、我らが健和会訪問看護ステーション統括所長の小菅紀子さんですが、今年度から健和会訪問看護ステーション副統括所および北千住訪問看護ステーション所長の伊藤智恵子さんも講師を務めて下さいました!健和会と言えば訪問看護の歴史が長い法人です!お二人の講義には深みと具体性があります。
自己紹介を経て「訪問看護の色=みんなの訪問看護・訪問リハのイメージする色って何色?」のアイスブレイクで緊張を少しずつ解き、いい感じで受講生が和んだところで講義の本題に入りました。訪問看護の第一期:派出看護の始まり無料看護のサービス(感染症対象)から第六期(現在)地域包括ケア時代の訪問看護師の役割に至るまでの長い歴史についてお話し頂きました(地域包括ケアシステムは動画も視聴し理解を深めました)。
特に健和会の代表的な取り組みである1994年にスタートした【巡回型・24時間・看護と介護が一緒に行う「定期的ケアと臨時対応」】の歴史を聴いて感動している受講生が多かったように思いました。(写真は伊藤所長。お茶目な一面もあります★)
介護保険の基本的な知識にとどまらず、足立区、葛飾区、港区、三郷市それぞれの自治体独自のサービスについて具体的なサービスを教えて頂きました。また、知っているようで意外と知らない生活保護のこと、介護保険の限度額を超えてしまう時の障害福祉制度との併用や年金や手当との併用方法、成年後見人制度、軽度の認知症で金銭管理ができなくなった時に利用できるサービス=安心サポートネットワーク(三郷市)etc、本当に沢山の知識について丁寧に説明して下さいました。
会場とZOOM参加者の皆様全体で楽しく取り組んだ「介護保険〇×クイズ!」。なぜ丸なのか?なぜバツ何かを講師が説明してくれる内容を受講生は必死にメモを取っていました。区分変更のクイズやサービス担当者会議参加者、看護小規模多機能施設の利用者についてなどすぐに明日から役立つ内容が盛りだくさんでした。
〇×クイズの後はいよいよ演習です。ケアマネジャーになったつもりでケアプランを作ってみました!少ない情報の中でも想像力を働かせて細かいプランを立て、全員で意見交換できたのはとても良い経験でした。他者の考えを聴くことで視野が広がることが大きな学びにつながります。
本当に最後の最後。Q&Aでは、「どんな時にケアマネさんに連絡したら良いの?」「なぜ、要支援者が要介護状態になったらケアマネさんが変わっちゃうの?」等、最後の最後まで具体的で細やかな説明をして下さった3名の講師に心から感謝申し上げます!
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