訪問看護ストーリー
Story
去る3月末日、訪問看護ステーションの全体集会がありました。
北千住ステーション設立25周年の今年、全ステーション職員へ「とっておきのとっておき」という事例集が配布されました。
12年前から、2年に1回、私たちの訪問看護ステーションでは「とっておき事例集」を作成して来ました。その6冊の中から選りすぐりの事例を選び、小菅統括所長と主任副主任会議メンバーが2年かけてやっと完成した事例集です!!表紙や挿絵、文字にもこだわって作りました。
写真は表紙と裏表紙、そして事例集を入れるクリアーホルダーです。(実は、クリアーホルダーは訪問実施票を挟んで、毎日使ってもらおうという意味も込めて作成しましたーー。)
12年前、「私たちは、日々数え切れないほどの利用者さんやそのご家族に出会う。、、、、私たちは利用者さんやそのご家族との関わりからどれほど多くのことを学び成長の糧にさせてもらっているだろう。しかし現場の多忙さは、なかなかその学びや感動を持ち続けることを許してはくれない。、、、せめて1年に1事例でも胸に焼きついた事例をまとめて残せないだろうか、、、」という思いから「とっておき事例集」作成が始まりました。
「とっておき」とは日々の訪問看護の中で、看護師が利用者さんやそのご家族からいただいている心に残る「なにか」のこと。それは「良かった」ことだけでなく、「なんとなく心がコトッっと動いたけど何だろう」というような言葉では表しにくいけれど、看護師としても人間としても成長させていただける「大事な宝物」のようなものです。そんな気持ちをこめて選んだ物語たちです。(「とっておきのとっておき」はじめにより抜粋)
自画自賛ですが、いのちのきらめきが詰まっている、とっても素敵な事例集に仕上がっています。
今回の事例集は、訪問看護のすばらしさををみなさんに知っていただこうという意味も込めて、健和会グループ各施設にも配布しました。とっても読みやすい物語りになっています。是非皆さんお手にとって見てください。そして出来ましたら、私たちの励みにもなりますので感想をお聞かせ下されば幸いです。
そして、今年度は、また次の「とっておきのとっておき」に向けて「とっておき事例集」発行の年です。最初に作ろうと思った気持ちを受け継ぎつつ、私たち訪問看護師の毎日の思いや出来事をまとめてゆきたいと思います。