訪問看護ストーリー
Story
皆さんこんにちは。
健和会(協議会)訪問看護ステーション教育委員会です。
今年度の新入職員研修、第2弾の集合研修は「フィジカルアセスメント」。
講師は老人看護専門看護師でかつ訪問看護認定看護師の多田信子さんです。
2022年7月27日 Zoomを利用して遠隔で行われました。
フィジカルアセスメントとして看護師は、身体や疾病に関する知識、これまでの経験、そして普段の利用者さんの生活など、様々なことを統合して評価します。
その結果をケアや医師への報告・治療につなげるなど、今後起こるかもしれないことを予測して判断します。
訪問看護は基本的には一人で訪問するので、病院のように他の医師やNsにその場で状況を見てもらう事が出来ません。また、検査もすぐにはできないので、まず「いつもとちがう」「何か変」をキャッチしてアセスメントをして医師や他スタッフに相談します。
さて、「異常」をキャッチするには「正常」を知っておくことが大切です。
そこで…
今回は仲間のは聴けないので、「自分の心音を聴いてみよう!」。
あれ?心臓の上部と下部はこんなにリズムが違うんだ。心音と脈もずれて聞こえる部位があるんだ!と確認しました。
わかっていたつもりの教育委員も、胸に手を当てて、いえ聴診器を当てて反省しました。
次はグループワークです。
配布された資料の中からみんなでアセスメントをします。
Zoomを感じさせない、積極的な意見交換がされました。
要支援でなぜ褥瘡があるの?食生活は?内服管理は?
⇒アセスメントした内容から受診などに繋げます。
最後に講師多田さんの恩師の言葉。
参加者は心にしっかり留め、本日の講義は終了です。
利用者さんの普段の様子を知る。
「何か変」という感覚を大事にして表現する。
意図的に情報収集する。
そして、アセスメントできる知識を増やし、経験を積んでいきましょう。
新入職員のみんな!(先輩看護師もね)
明日から、さらにしっかりフィジカルアセスメント!