訪問看護ストーリー
Story
今回は、ステーション新入職員7名のほか、協議会外の方7名がご参加くださいました。
講師は教育委員でもある、鈴木栄子さん、守田直子さんです。
まずは守田さんの講義から。
人口の推移や年齢構成、死亡数や死因、
最期を迎えたい場所の希望等を知ることで、
訪問看護師に求められることが見えてきます。
ターミナル期は、期間の長短はあれども、誰もが必ず直面することで
人生でたった1度だけ迎える場面。
そして、ケアを提供する人たちは、体験したことのない場面です。
ご本人の気持ちを考えつつ、意思の確認や今後の見通しを伝えることが
必要とされます。
「残される家族のための引っ越し」「102才、今まで本当にありがとう」
鈴木さんから素敵な2事例の紹介がありました。
ターミナルの時期による支援の特徴に照らし合わせて
訪問看護師の役割が語られました。
2事例とも、その人のこれまで生きてきた軌跡に尊敬の思いを抱き
ご家族を含めた対象として、大切に関わってこられたことを感じました。
参加者も引き込まれるように、大きく頷きながら聞いていました。
新入職員を主な対象とした研修なので
参加者はこれからターミナルケアを重ねていく人たちが大半です。
それでもグループワークでは、これまでの自分の経験や思い、学習を通して
大事な時期のケアにしっかり取り組んでいきたいという気持ちが感じられました。
マ○コの世界になぞらえた「栄子と直子の世界」
みなさん、迷いながら、話し合いながら
一緒に取り組んでいきましょう!