訪問看護ストーリー
Story
健和会訪問看護ステーションでは、2ヶ月に1回
認定看護師プレゼンツによる学習会を実施しています。
このご時世なのでZOOMをつなぎ、各事業所から参加。
今回は認知症看護認定看護師の講座になります。
テーマは「観察してみよう」
講師は北千住訪問看護ステーションの
認知症看護認定看護師の高橋文代さんです。
現在、北千住訪問看護ステーションには
聖路加の認知症看護 認定看護師過程の研修の方が
2名きており
今回の学習会にも参加してくれました。
そして、今回は、ようやく地域での研修を終えて、
訪問看護ステーションで、本格的に訪問を始めた地域看護コースBー1(新卒看護師)の3人を含め、
Bー2の2人、B-3の看護師 が勢ぞろいしたので、
1人1人から、顔見せと自己紹介と現在の状況を
報告していただきました。
みんな、それぞれのペースで少しずつ成長している様子を
共有することができました。
さて、ここからが本題。
講師による認知症についての講義開始。
今回の内容は、中核症状についてが中心です。
最近、加齢による物忘れがひどくなってきている
いつも自分の使用しているIpadを探し回る私としては、
使用してたことは記憶してるので、これは加齢・・だな
と思いながら熱心に聞いていました。
実際に、各事業所ではこんな感じで聞いています。
ZOOMでの学習会になってからは
参加できる人数も増え、みんな熱心に参加しています。
視空間認知障害では、
訪問の場面で、看護計画に名前をサインする際に、場所がわかるかなど実際どんなことを気にしているか、観察方法のポイントの紹介。
何気ないルーティンの事でも観察ポイントがあると実感。
白い茶碗で白いごはんをのせていると、食べないけど
キムチをのせると最後まで食べる
ふりかけだと上の部分たべてしまったら、
なくなって分からなくなるが、キムチだと汁が染み出て、最後まで分かるなどのケアのポイントのヒントも教えて頂きました。
講義の中では、認知症高齢者と、切っては切れない問題
高齢者虐待。
虐待と強いことばをあえて使わず、
不適切ケアにならないように と使う言葉も考えながら
みんなで廃止に向けて取り組む必要がありますね。
講師の高橋さんが、いつも大事にしていること
「ここちよさを提供すること」
それを大切に働きかけるといいなと思いました。
講義のあとは、他の認定看護師会議メンバーも含めた
「相談コーナー」
認知症看護認定看護師の研修生も含めて、
痛みの感じ方には、認知症の方の脳のメカニズムがどう影響するのか?など、少し難しい質問も飛び交い、さらに学びを深めました。
そして最後は、メリークリスマスのポーズで写真撮影。
来年も、コロナに負けず、よい年になりますように。