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自然な足のかたち ベアフットのおはなし

ベアフットってなに?

みなさんこんにちは、ご無沙汰してます。
みさと南訪問看護STでリハビリを担当している理学療法士の三浦拓人です。今回で3回目の登場です(^^)
今日は「足」について少し興味深い話をしたいと思います。
みなさん、「ベアフット」って言葉を聞いたことがありますか?
まだまだ知らない人が多いかと思いますが、近年このベアフットという言葉が注目されてきています。
ベアフットとは英語でbarefootと書き、直訳すると「はだし」です。
はだし?なんではだしが注目されてるの?という感じだと思います。
そこの貴方、まず裸足になって自分の足のかたちを見てみてください。どんな形をしていますか?
下の写真のような足の形をしていませんか?
これはあまり良い足の形ではないと言われています。ちなみに私は偏平足であり外反母趾です…
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自然な足のかたちって?

下の写真は、子供の足です。
足の親指が開いて、足趾でパーの状態です。全体的に足が広くなっていて、特に前足部が広いです。
ズバリ、これが良い足の形です。そして、そもそも人間が持っている自然な足のかたちです。
広い前足部は土台となる足の支持面(接地面)を広く持つことができ、体重をしっかり支え、圧力を分散させ、そして進む方向をコントロールすることができるのです。
「自然な足」とは、母趾がかかとからまっすぐ前方に伸び、他の4本の足趾から独立していること。
そして足全体が幅広で力強く、バネのように弾性があることが特徴です。

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靴に奪われたものを取り戻そう

当然ですが、赤ちゃん(子供)の頃はみんな自然な足の形をしていました。
ではなぜ、足の形が変わってしまったのでしょうか。
答えは「靴」です。
全ての靴とは言いませんが、今や当たり前のように履いている革靴やスニーカー、ブーツ。女性ならヒールやパンプスなどは足の変形や機能低下を招いている可能性が高いです。先の尖がっている靴は変形(外反母趾)を助長させ、過度なクッションは筋力を低下させます。
科学の発達で世には多くの高性能シューズが誕生しました。また、時代の変化でビジュアル重視のファッショナブルなシューズも流行するようになりました。

しかしそれらは、本来人間が持ち合わせている足の機能を損なってしまうものだったのかもしれません。
※写真はvivobarefootから抜粋

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本来の快適さとは

そもそもクッションが効いていて、いわゆる「快適」な靴を履くことは本当に快適なのでしょうか?柔らかくてグラグラする靴で硬い路面を歩くことは本当に理にかなっているでしょうか?真の快適さとは、本来健康的であるはずですよね。
最も快適な足とは、さまざまな環境や出来事にも耐えられる、強くて可動性のある足ではないでしょうか。自分自身の足が健康的で、「足」本来の機能をしっかりと兼ね備えていたら、高性能なシューズを履く必要性は無いように感じます。

ベアフット(裸足)シューズで足活を!

というわけで、本来の足の機能が落ちまくっている私ですが、それを取り戻すために最近取り組んでいることがあります。
まずなるべく靴を脱ぐ時間を増やし、裸足を意識して生活するようにしています。
また、裸足に近い状態で履ける「ベアフットシューズ」を履いて運動をしています。
このベアフットシューズ、裸足感覚だけあってソールはペラペラですし、グニャグニャ柔らかくて履いている感じがしません。まさに「裸足」です。主にランニングで使用しており、履き始めて3ヵ月ほど経ちますが、履いた次の日はいまだに筋肉痛になります。それほど、今までは高性能シューズの恩恵を受けていたのだなと感じていますが、その一方で順調に足活ができているなと感じている今日のこの頃です(今日はクリスマス)。

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私たちセラピストが普段からリハビリテーションに対して心掛けている事は「利用者さまの残存機能を最大限に引き出す」事です。ベアフットの考え方もそれとよく似ています。本来の人間の持ち合わせている足の能力を復活させ生活や暮らしに生かしていくのです。
気付けばもう年の瀬ですが、新たな年を迎えても変わらず、皆様の暮らしや生活を良くするためにも私たちは邁進してまいります!来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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