訪問看護ストーリー
Story
介護保険や医療保険の改定に伴い、
2023年度にはBCPを立て、
研修の実施(2022.10.29のブログ見てください!!)と
訓練の実施(シュミレーション)が義務づけされました。
北千住訪問看護ステーションは、
看護小規模多機能のまいほーむ北千住を併設
1階には統括事務 3~5階には千住介護福祉専門学校
災害発生時はお互いに協力体制をとらなくては!!
ということで、合同で会議を行い、
合同で訓練を実施することになりました。
今回は、地震が起こった後、
まいほーむ北千住で火災が発生したという設定
食事作りなどで火を使うこともあり、
火事の可能性もあります。
利用者さん、通い日中、泊り夜間がいる建物です。
建物自体は耐震構造。なので一旦職員は戻って、安否確認
建物内にいる職員は、まずはまいほーむの利用者さんの
安全の確保という優先順位になっています。
まいほーむ北千住の利用者さんは、平均要介護4を超え、
歩いて避難することはできません。
そのため、まずは火元から離れ、
階段を下りる事を想定し、毛布で水平避難。
そのあと、介護専門学校の学生にも
避難を手伝ってもらい、
4人で毛布で階段の下へ降ります。
階段の下までおり、ようやく建物の外へ。
これで安心。
実際軽い職員を利用者さんに見立て、おろしました。
でも、かなり大変。そして前と後ろが距離が縮まると、
利用者さんはたたまれる感じになり苦しい・・・
毛布のままで避難場所に運ぶのは難しいから、
下に車いす降ろさなきゃ。
など実際にやってみてわかったことも。
一旦建物の外に避難したあと、
建物外のあらかじめ決めてあった場所へ集合。
うっかり集合写真は撮りそびれましたが、
持ち出しファイルなどを持ち出した事務さんをパチリ。
災害時には、パソコンやiPadが使えない可能性も考え、
紙媒体の利用者情報のファイルを持ち出します。
これが350名を超える利用者となると、重い・・・
2冊なのは、北千住はAとBの2チーム制だから。
これを持ち出すには、背負わないとだめだと
鞄をリュックに変えました。
訪問中のスタッフは、
大規模災害時行動基準カードに沿って
自身や利用者の安否を連絡してもらいました。
全員から連絡がきて一安心。
学校の学生さんたちも交えて、
災害係と所長が反省会を行ったのち、
事務所に戻り、建物内の排煙窓のチェックなどをしました。
そして、避難用の布担架が実はあったことも発見。
そういえば、亡くなった利用者さんに頂いたものでした。
なので、もう一回階段をおりる練習。
やはりこっちの方が楽にできますね。
北千住訪問看護ステーションは災害係が中心となり、
災害に対しての準備を進めています。
実際に災害はいつ起こるか、わかりません。
もしものときに、どう動くか、
シュミレーションを繰り返すことが大事だと
実感しました。
これからも訓練を繰り返していきたいと思います。