訪問看護ストーリー
Story
研修2日目は、午後も研修が続きました。
午後の研修項目は「介護保険とケアマネジメント」です。
わたしたちのグループには、居宅介護支援事業所がいくつもあり、そこから、主任ケアマネジャーさんを講師としてお迎えしました。
今年度は港区の事業所より、前田志保氏と足立区の事業所より、高橋むつ美氏です。
訪問看護は介護保険と医療保険両方にわたるサービス。
健和会のステーションの利用者の内訳をみると平均的には介護7:医療3ということで、介護保険の占める割合が大きい!!
そのため、介護保険についてしっかり学びましょう。
今回も講義はハイブリッド方式です。
医療と介護の連携の具体例についても話がありました。
新しい医療処置が始まったことを聞き取ったケアマネがどのように実施していくか訪問看護に相談したり、福祉用具のリフトの吊り具の交換について、セラピストに専門的な相談をして、交換時には訪問介護への伝達もした。というような具体例も紹介がありました。
介護保険サービス以外にも市区町村での独自で行っている理美容やお弁当のサービスなど(港区は1食300円弱で配食サービスあり!!)生活保護についてや成年後見人についてそして、詐欺や借金などのトラブルの際の法テラスの紹介も。
現在の高齢社会では、トラブルがたくさんあり、それにケアマネが直面している現状が垣間見られました。
このあと、事例について考えよう!!ということで
Aさん 糖尿病の悪化、圧迫骨折で入院、インスリン開始
退院後のプランについて考えようという演習を行いました。
糖尿病の管理ができる目標にインスリン指導・服薬管理で 訪問看護だね、家事もできることをふやしたいので ヘルパーさんと買い物へ行き、調理も一緒にできるといいよね、娘さんには通院や休みの日の家事はお願いしたいよね、リハビリを続けて元気にすごしてほしいという家族の思いに、訪問看護(リハ)か社交的なら通所もいいよね
などなど 具体的なプランを作っていきました。
目標の立て方が看護師ならではの視点、セラピストの視点などが入っているのが勉強になると講師からも褒めていただきました。
最後は〇×クイズで復習!!
やはり、リマインドすることで頭に入っていきますね。
介護保険について学び、ケアマネジャーについて知り、これからも連携を深めて、利用者さんにとってよりよいサービスとなれるよう、私たちも頑張ります。
最後に事業所めぐりをして、終了です。
また、来月も元気にお会いしましょう。