訪問看護ストーリー
Story
健和会訪問看護ステーションには、いろんな看護学校・大学の学生が実習にやってきます。
各ステーションで看護学生を受け入れている実習担当者交流会も今回で3回目となりました。
前回のアンケートでは「学生や学校側がこちらに期待していること」や「今の看護学生のリアル」を知りたいね、という意見がでました。
そこで、3回目の今回は、学生たちのことを誰よりも近くでみてこられた
佐藤なをみ先生(元広尾看護専門学校)にお話を伺うことになりました。
看護学生と一口にいっても、いまは本当に多様化していて、半年前は高校生だったZ世代と呼ばれる学生もいれば、
社会人経験を経て、改めて看護師を目指している学生もいて、世代も、背景も、人生経験も様々なんです。
佐藤先生が解説する世代ごとの特徴を聞いて
「そうかも(納得)」「わたしの世代はそう思われているのか(意外)」など聞いている側の反応も様々。
そんな多様な学生に、社会人として卒業後に求められる能力を獲得してもらうことの難しさ...
実際の教育現場でのご苦労が言葉の端々から伝わってきます。
そして、実習担当者たちが報われるような嬉しいエピソードも紹介してくださいます。
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「訪問看護師さんは本当に優しい!」
「すべてがそろっている病棟と違って、そこにあるものを使って素晴らしいケアをしているんです!」
「家計や家族の介護負担まで配慮した声かけをしていました!」
「次の訪問までに起こりえることを見越して、それに備えるんです」
学生たちは目を輝かせて「先生、聞いて下さい!」と報告してくるんですよ、と。
綾瀬訪問看護ステーションでの先生ご自身の気づきも教えてもらいました。
あれ?
聞いているこちらが、いつの間にか励まされている? …さすがです。
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最後は、「学生を信じて大丈夫!」という力強いお言葉もいただきました。
季節や地域性、患者特性など一様ではない訪問看護、急な訪問も入ります。
準備や配慮をしても予定通り/希望通りに訪問できないこともしばしば。実習担当者は心配してしまうんです。
でも、佐藤先生はそれで良いんです!と。
それは、
学生自身が、”まさにその時学ぶべきこと”を学べる利用者さんと出会えることが多いからだそうです。
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佐藤先生、ありがとうございました!
そして学生さんをいつも温かく迎えてくださるご利用者・御家族の皆さん、
いつもありがとうございます!