訪問看護ストーリー
Story
訪問をしていると利用者さんのお宅で様々な写真や絵画、書道、置き物などに目を触れる機会があります。
そこから会話が広がり、利用者さんの新たな一面を知る事ができ、それが訪問看護の楽しみでもあります。
こちらは訪問させて頂いている利用者さんの居室の壁に飾られています。
油絵でとても繊細なタッチで描かれています。
実はこちらの絵の数々は利用者さんが描いたものなんです!!
とっても素敵なんです。
この絵を描いた利用者さんは、小さい頃から絵が好きで、本格的には高校生の時から描かれていました。
高校の先生に美大を勧められましたが、警察官をしていた父親より安定性のある職に就いた方が良いと反対され、会社員の道を選んだそうです。
就職してからは仕事第一で頑張り、絵からは離れていたようです。
しかし、定年してからまた描き始め、現在居室の壁にはたくさんの絵が飾られています。
その中でも利用者さんが一番のお気に入りはこちらの絵です。
フランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を確立したナポレオン・ボナパルトの肖像画です。
とっても力強いナポレオンの様子が鮮やかな色彩とともに、生き生きと伝わってきます。
大好きな絵を独学で学び、模写をしながら上達されここまでの腕前になられたようです。
そしてこちらが素敵な絵の作者の利用者さんです。
利用者さんの後ろの壁に飾られている他の絵の数々もぜひじっくりとご覧下さい。
今回ブログを書くにあたり、たくさんの素敵なエピソードを聞けてとても温かい気持ちになりました。
これからも利用者さんのお宅で訪問看護の楽しみをたくさん探していきたいと思います🎵