訪問看護ストーリー
Story
健和会訪問看護ステーションの新入職員研修は、座学とグループワークを経て、最終課題として自分の担当した事例を発表します。この事例発表は自分の成長を確認する時間になり、また他の同期のスタッフの発表を聴く事で多くの学びや感動を共有する素敵な時間となります。今回は、北千住、鐘ヶ渕、綾瀬、すみれ、みさと南、新みさと訪問看護ステーションに配属された看護師、理学療法士が様々な事例を報告してくれました。
認知症の利用者に拒否された原因を自分の中に見出そうと考察した事例、訪問看護でリハビリテーション専門職がどんなことを考えて利用者に関わっているのかを報告した事例、ターミナル利用者への関わり、その人の目標を諦めない看護、丁寧なチームケアで褥瘡がどんどん良くなった事例など、すべての発表で担当者の看護過程、リハビリテーション過程が伝わってくる報告で、我がことのように発表に心を奪われました。
6事業所では、新入職員の事例報告をまとめるにあたって、多くの時間を割いて丁寧に指導に当たってくれた先輩看護師、先輩セラピストがZOOMで参加してくれました。事例をまとめるにあたっての苦労、気持ちの整理、どんな看護・リハを大切にしてきたか、成長を身近で見てきてくれた先輩からの言葉だからこそとても心にしみてくる。涙が出ちゃうスタッフもいて、感動の時間も共有。
関連病院のS総看護部長さん、訪問看護ステーションに異動したスタッフの報告を聴き、本当に成長しましたね、看護業務を楽しんでいますね、よかった!と褒めてくれました。
臨床看護学研究所のTさん、毎年事例集を丁寧に読み込み、こころ温まるコメントとアドバイスを頂きありがとうございます。頑張りを褒めて頂き、さらなる課題へ取り組むためのヒントも頂きました。
教育委員の想い。この基礎講座に毎年本当に力を注いでいます。訪問看護・訪問リハの楽しさを知ってほしい、安心して自信を持って業務に携わって欲しい、利用者さんを大切にできる思考過程を身に着けて欲しい、チームワークを大事にしてほしい。その思いが実った瞬間でした。
事例まとめ、発表、大変だったけどとっても楽しかったね~~~☆一年間一緒に研修を受けた仲間は宝物。来年は現場で実践ですね。後輩育成にも力を貸してください★教育委員一同、ご協力いただいた関連機関の皆様と全訪問看護ステーション職員の皆様に心より感謝申し上げます。
では、また来年基礎講座のブログ楽しみにしていて下さい。