訪問看護ストーリー
Story
7月18日、恒例のステーション合同事例検討会を行いました。
暑さ厳しい中、日中は訪問に回りクタクタ。それでも、夕方からの検討会に40人以上が参加しました。
事例提供者は大島訪問看護ステーションのSさん。事例は病状の変化により、生活やリハビリに意欲が持てなくなった利用者Aさん。
Aさんがもともと持つ力を信じて、先輩や多職種からの助言を得て関わり続けました。
Aさんの気持ちを聞き,辛い状況の改善のためにできることを提案し、多職種と情報共有しながら関わり続けたことが、Aさんに伝わり変化をもたらしました。
他にどのような関わり方があるか、意欲が低下してしまった利用者さんとどのように関わっていけばよいかという問いをグループに分かれて検討しました。
休みたい気持ちを理解する、焦らせないように気を配りながら見守っていく、
身体的な面や薬剤の影響で意欲が低下していないかもアセスメントする、
支援者のいるメリットを感じてもらう等、様々な意見が出ました。
利用者さんの願いと、看護師が良いと思うことは違うという意見には
それをしっかり自覚した上で支援していくことが必要だと感じました。
定期的に行っている事例検討会は、提供者の頑張りを称え
普段あまり顔を合わせることのない他の事業所の仲間がどのように考えるのかを知り、学びあう機会になっています。