訪問看護ストーリー
Story
みなさまこんにちは、ご無沙汰しております。
訪問リハビリを担当している理学療法士のTと申します。
突然ですが、私は昨年11月に第一子が誕生し現在育児休業(
今回は私が実際に育休を取るにあたって思ったことや、現在の育児で感じている喜びや苦労などを勝手ながらお伝えさせて頂きたいと思いま
少し長くなりますが暇つぶし程度に見てくださると幸いです。
まず私が育休取得を決断した理由ですが、第一子ということもあり、じっくりと夫婦で育児をしながら我が子の成長を間近で見届けたいというのが一番の理由です。それに加え、産後における妻の体力面や精神面での負担をできるだけ軽減させてあげたいというのが育休取得を決断した理由です。
しかし、いざ育休取得しようと思ったときに悩んだ事がありました。
自分が担当していた20人以上の利用者様を他のスタッフへ引継がなければなりませんし、委員会や係の仕事なども全て他のスタッフに引き継がなければならず、それだけでも周りを巻き込み大変な労力を費やします。また、人員が減少となるため出向STの人員配置も見直す必要があります。
そのためこのような人員体制の中で育休を取得
しかし、
私の職場は普段から互いに助け合うことができるような風土であり
私たちの健和会は男性職員の育休取得を推進しており
さて本題の育児についてですが、産後すぐに妻が体調を崩してしまっていたため、自分が頑張らないとという気持ちでとにかくがむしゃらに育児と家事をしていました。しかし、私も慣れない育児で体調を崩してしまい、結局インフルエンザにも罹ってしまうという最悪な育休スタートとなってしまいました。
最初の1ヵ月は夫婦で体調を崩していたこともあり特に大変で、新生児のため1日10回以上のオムツ交換と約3時間毎のミルクあげ
初めての育児で見るもの感じるもの全てが新鮮で驚きと発見の連続でした。この頃は喜びから苦悩、焦燥まで様々な感情が行ったり来たりしていました。ギャンギャン泣きわめく我が子を必死に寝かしつけた後、ふと我に返り「これがずっとやりたかった育児かぁ」と感慨にふけっていたりもしました。
よく産後のお母さんが育児に疲れ切って鬱になってしまうという話を耳にしますが、まったく大げさではないと思いました。
とても情けない話ですが、私は育児を完全に甘く見ていました。
しかし、これは実際に育児をしないと分からなかったことです。これだけ大変な育児を妻だけにやらせなくて本当に良かったなと今は感じていますし、世のお父さんたちは一日ワンオペ育児&家事をやってみてもっと大変さを知るべきだと思いました。まだまだ世の多くの世帯は当たり前のようにお母さんが育児の大半を担っており、それに加え日々の家事、人によっては仕事までしているのは本当にすごい事です。私は世のお母さん方を本当に尊敬しています。
「育児=お母さん(女性)が行うこと」ではなく、子の親になった以上は夫婦二人で行っていくものだと思いました。もちろん仕事との両立という問題は出てくると思いますが、自分は仕事しているから育児は奥さんに任せるではなく、父親として育児に歩み寄る姿勢が大事なのかなと思います。
実際に育児をしてみて感じたことは、母乳による授乳以外は男女関係なく誰でも何でもできるんだということを感じました。なので育休の取得は男女関係なく、社会的にもっとフラットであってもいいのかなと思います。
まだまだ育児途中で道半ばといった感じですが、せっかくの育休を無駄にせずこれからも我が子の育児を楽しみたいと思います。
育休中も自分の代わりに仕事をしてくださっているスタッフへ感謝の心を忘れずに。復帰したら少しずつ恩返しさせていただきますね。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。