訪問看護ストーリー
Story
Aさんは、大正13年生まれ、満100歳です。
娘さんご夫婦の手厚い介護を受けながら、大好きな家で穏やかに生活されています。
Aさんの楽しみは、娘さんの作ったお食事を召し上がること。
特にバナナ、オレンジジュース、ケチャップ、ソ-スなどの隠し味をふんだんに入れた娘さん特製のカレーが大好きです。
「何か食べたい物はありますか?」と聞くと、必ず「カレー!!!」と元気に答えてくれます。
そして「美味しいのよ。」といつも嬉しそうに教えてくれます。
こちらは娘さんが作ったステンドグラスです。
娘さんは40代の時に介護休職をされ、父親の介護をし自宅でお看取りをした経験をされています。
その後Aさんの介護が始まったのは娘さんが60代の頃。
親の介護をしながら、1人でも出来る趣味を見つけようと思い、ギター、俳句も積極的に取り組まれ、2年前からステンドグラス作りの趣味を見つけました。
教室に通われ、機械を購入し、自宅でステンドグラス作りに励んでいます。
娘さんにとって介護の合間の良い息抜きとなっているようです。
こちらは銀河鉄道の夜をモチーフにしたステンドグラスです。
陽の光が入るとキラキラした色彩の光が差し込み、とっても綺麗です。
Aさんは、今年の9月に101歳のお誕生日を迎えます。
「お誕生には何が食べたいですか?」と聞くとやっぱり、「カレー!!!」と笑顔でお返事がありました。
ケ-キはいちごが乗ったショ-トケ-キが良いようです。
Aさんや娘さんご夫婦と一緒に歌を歌ったり、昔話を聞かせてもらったりと、
かげがえのない時間を一緒に過ごす事が出来て、とても嬉しく思っています。
Aさんと娘さんご夫婦が安心して家での生活が送れるように引き続き、スタッフ一同支援をしていきたいです。