訪問看護ストーリー
Story
【基礎講座】
8月20日に、健和会訪問看護ステーション 2025年度 新人職員集合研修が行われました。
講義のテーマは、[訪問看護における補助器具の活用]
看護師とセラピストが参加しました。
まずは、柳原リハビリテーション病院セラピスト課理学療法士が、柳原病院附属補助器具センター開設から地域への普及等の活動、様々な制度に関わる話し、福祉用具に使用する目的やアセスメント、導入事例など、総論の講義から始まりました。
それを受けて、柳原リハビリテーション病院セラピスト課のスタッフも指導に加わり、『摩擦軽減用具』や『ポジショング』という項目について、参加者同士で実技を行いました。スライディングシートやマルチグローブを使用した、自身の腰への負担がなく、利用者を水平移動、ギャッジアップする実技では、やり合いながら「あ〜こっち方向かな」「お〜すご〜い」など、感想を述べあったり、感動の声が上がっていました。
やはり実践が一番、今まで使い方があいまいだった部分もこれで納得!!!
「ピローを使用したポジショニング」
「ポジショニングは治療」という、指導者の実演では、参加者は真剣に聞いています。「重力と時間を使う 二次的な問題の予防や改善」。
「トランスファーボードを活用するベッド⇄車椅子移乗」
ボードの入れ方や移動の仕方学べました☆
休憩後は、福祉協同サービスの方々から、数種類のマットレスの体験説明会がありました。自身で寝てみたり、座ってみたりして、体感しました。
「リフトの講義」
リフトの種類や特徴、吊り具の種類や選び方、利用者も介助車も安全に使用する為の話しを受けてから、ベッド⇄車椅子リフト移乗の実技が行われました。福祉協同サービスの方々も参加され、参加者の実演に指導して下さいました。吊り具の入れ方、無理のない姿勢を維持するリフト操作等、参加者は確認しながら行っていました。
「車椅子やクッションの種類や特徴」
座り比べを体験しました。
「コミュニケーションツール」
ダブル技研株式会社の方から講義がありました。その後、6種類の機器を使い、実際に意思伝達操作を体験しました。視線入力の難しさを感じたり、症状に合わせて、スイッチの種類、感度を変えることで、コミュニケーションツールを使えるようになるという話しもありました
実技指導を交えて教わる機会が大変貴重でした。
ありがとうございました!