訪問看護ストーリー
Story
ちょっと前に基礎講座が始まったと思ったら、早いもので2025年度訪問看護ステーション基礎講座『まとめ』研修を行いました。
オリエンテーションを含めると全10講座開催。充実のコンテンツ。

当法人の訪問看護ステーションは8か所。今年の受講生は
【新みさとステーション】 【みさと南ステーション】【すみれステーション】【北千住ステーション】の看護師、理学療法士、作業療法士。
同一法人の仲間とは言え、通常は別々の事業所で業務を行っているので、この講座で一緒に学び、グループワークを通じていろんな話を重ねてきたことは、とっても楽しく充実時間となります。今日のグループワークを見ていると、もはや新入職員ではなく、立派な中堅スタッフに成長しているように思えます。

【★学んだこと特集★新入職員の純粋な学び★】
・ケアマネさんの仕事が分かった。
・ケアマネさんや御家族との連絡が取りやすくなった。
・訪問看護のリハビリテーションは,看護師とセラピストがアプローチの過程を重ね合わせて一緒に進めていく。
・福祉用具は、実際基礎を学び直したら自分自身今まで分かったつもりでいたことに改めて気づいた。
・利用者の家族への専門的視点(家族の機能について)が持てるようになってきた。
・課題の抽出までいけるが、計画立案が私の課題。
・病院で働いていると、熱中症なんて考えたことも無かったけど、水分摂取しているのかなとか、食事撮れているのかなとかをセラピストとしても考えられようになった。
・リハビリテーションは機能訓練だと思っていたが、全人間的復帰復権だと学んだ。
・リハビリテーションはよく観察をすること、その方の調子が良い人悪い日か、社会背景、気持ちの移り変わり、住んでいる環境すべてがリハビリテーションである。看護師とセラピストは手段や視点は違っても、プロセスや目標としていることが理解できた。
・在宅は病棟よりリスキーだと思うようになった。病棟だとNsコールを押せばすぐに医師も看護師も飛んできてくれる。
しかし、在宅はそうはいかない。
・だからこそ、フィジカルアセスメントをしっかり学んで、的確に状態を把握し、医師に、的確に伝えなければならない。プレッシャーもあるがやりがいもある。
・訪問業務に来てから、家族との関わり、地域性を感じることが勉強になる。
病院勤務の時は「家に帰す!」がミッションだったが、訪問看護に来てから「ここで長く暮らすことを支援する」がミッションになり、自分の役割が変わったことに気付いて良かった。
・在宅ターミナルは、まだ受け持ちは無いが、今度自分が担当になる時に役立つ内容だった。
★★★★★★★★★★★
グループワークで全受講で学んだことと、実践したことを仲間達と共有し、3つの講義を選んで、次に向かって実践行動目標を立てる作業を行いました。


自分の色の変化は?
健和会訪問看護ステーション基礎講座恒例の「訪問看護・訪問リハの色は何色?」
受講前と受講後の自分の変化健和会訪問看護ステーション基礎講座恒例の質問です。
受講生が感じたイメージは、白灰色緑黄色オレンジ水色。
家族の優しいイメージの色、元気をもらえる色、利用者さんに会える楽しみの色がオレンジ、いつもお風呂介助で苦労するので水の色💧
訪問看護・訪問看護リハを実践しているからこそ最初のイメージと同じ職員もいれば、色が変わった人もいるのです。この半年間、一緒に受講したころは、「自分は何が分からないかを分かっていなかった」、でも今は「何が分からないかが分かるようになった」。すばらしい変化ですね。
次はいよいよフォローアップ講座です。実践報告と事例発表に期待しています。

健和会訪問看護ステーションでは、一緒に働くスタッフ(看護師、理学療法士、作業療法士)を募集中です。いろんな色(特技)を持った仲間が増えるともっと楽しい★