訪問看護ストーリー
Story
北千住訪問看護ステーションです。
蒸し暑い日が多くなり、ジメジメした梅雨入りがもうすぐですね。
暑くなると外出するのも大変ですね。
外出することが少なくなり、家で何かできる楽しみがないかなぁと言っていた90代の利用者さんがいます。
あるとき、娘さんから 「子供の練習用に昔弾いていたキーボードを頂戴」 と言われました。
2階の奥にしまっていたキーボードを息子さんに弾けるように整えてもらいました。
試しに弾いたところ、楽しくなり、昔弾いていた頃の記憶が次々と浮かんできました。
お孫さんにあげるつもりでいましたが、楽しく弾いていたのを見た息子さんが1階の自室に置いてくれました。
そのことを娘さんに話したところ 「お母さんが楽しいのが嬉しい、昔のように音楽を楽しんでほしい」と言われました。
それから毎日、数時間、弾いている利用者さん。
足腰が弱くなり階段昇降も一苦労になった利用者さんにとって
自室ですぐ弾けるようになったキーボードは
時間を忘れて夢中になってしまう楽しみの一つになりました。

キーボードだけでなく、合唱やバイオリンも演っていた利用者さん。
クラシック音楽も好きで、音楽にずっと携わってこられました。
腱板に触れるのは数十年ぶりとの事ですが、そんな風には思えません。
両手を動かすことでりリハビリにもなっています。

ちょっとしたことがきっかけで、その人らしさを引き出すことができることを学ばせていただきました。
これから蒸し暑さが増し、熱中症や脱水になりやすい季節になりました。
予防対策をして十分に気を付けてお過ごし下さい。