訪問看護ストーリー
Story
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今回の担当はすみれ訪問看護ステーションの精神科認定看護師 萩原さんです
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私たちが精神科疾患の利用者さんと接する上での3大困り事
①電話の対応 ②希死念慮(「死にたい」「消えてしまいたい」と望む・訴える)への対応 ③身体合併症
いずれの対応にも共通する私たちの基本姿勢は「待つ」「見守る」「支持する」「つなげる」
まず最初に萩原さんより提言されました。
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他の病気や障害を持つ方と同じように、精神疾患を持つ方も「自分の望む場所で、自分らしく生活したい」と願っています。それは誰もが持つ当然の権利です。
私たち訪問看護師の役割は、誰もがその人らしい場所で生活できるようにサポートしていくことです。
しかし、精神疾患を持つ方の中には、ご自身の病状を客観視したり、自ら医療につながったりすることが苦手な方が少なくありません。
だからこそ、関わっている私たちが、一緒に体調を確認し、適切なタイミングで医療や必要なサービスにつないでいく伴走が必要になります。
また、利用者さんが疎外感を感じる事無く、地域の中で安心して生活できるように、
家族や近隣の住民の皆さん、そして行政や関連機関とをつなぐ「ハブ」となる事が必要です。
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同じ診断名であっても背景や困り事は千差万別だからこそ支援も異なる
その方の身体や疾患の状態(生物学的視点:Bio)
考え方や感じ方・気持ち・感情の持ち方(心理学的視点:Psycho)
家族や生活環境(社会的視点:Social)
ここにその方の成育歴やこれまでの人生を重ねて「理解し続ける」こと。それによって、その人オリジナルの支援が見えてくる。
人の身体も、感じ方も生活環境も時間の経過とともに刻々と変わっていきます。
あの時は上手くいっても、今は上手くいかないかもしれない・・・。
だからこそ私たちは変化に寄り添い、理解し続けなければならない・・・
まさに「まわせまわせPDCAサイクル」だと感じました。
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電話対応では、
第一に安全確認。自傷・他害等の切迫した状態なのかどうかを確認します。
次に身体症状を確認し、緊急性のあたりを付けます。
その後、今どこにいるのか・協力者がいるのか等を確認し、それらを踏まえて、救急要請など早急に医療につなぐ必要性があるのか
時間をおいてもよいのかを判断します。
曖昧な答えほど細かく確認していくこと。
判断に迷う場合は臆せずにチームに相談する事が大事であると学びました
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希死念慮についても、順を追って確認していきます。
自殺については曖昧にせず、何処で、どんな方法でいつ死のうと考えているのか。
過剰服用はしているのか。使おうと思っている道具はそろっているのか。
死のうと思っている場所にはどうやって行くのか。今一人なのかなど
本人の辛い気持ちに寄り添いながらも、あえて具体的に細かく確認していくことは
興奮している状態から落ちついた状態へと相手を引き戻す事になり
結果、安全の確保につながると学びました
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本人の気持ちを尊重して見守りながらも、必要な安全確保対策を講じていくことが大切です
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精神疾患をお持ちの方も、加齢とともに生活習慣病や慢性疾患、虚弱の進行などが課題になっていきます。
しかし、精神科以外の診療科に上手くつながっていないケースも良くあります。
適切な治療が受けられるように段階的に備えていく必要性を再認識しました。
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今回の学習会は、明日から即実践に活かす事の出来る有意義な内容でした。
最後に萩原さんから「待つ」「見守る」「支持する」「つなぐ」に「あきらめない」を加えることが提案されました。
その人らしい生活が実現・維持できるように「諦めない」看護に取り組んでいきたい。そう感じました。
★健和会訪問看護ステーションでは、偶数月の第3木曜日の18時より認定看護師による学習会を開催しています。
次回12/17㈭は認知症看護認定看護師の高橋さんによる「セルフネグレクト」の講義を予定しています。
ご興味のある方は是非、統括部までお問い合わせください。