訪問看護ストーリー
Story
春は出会いと別れの季節です。この春もある利用者さんとの別れがありました。
Aちゃんは生まれたあと、上手に口から栄養がとれず、鼻からチューブをいれて、栄養をとっていました。
そして、半年後チューブをつけたままおうちに帰ることになりました。
私たち訪問看護が、おうちで安心して過ごせるようにお手伝いすることになりました。
最初は、Aちゃんにとっても、はじめてのことの連続で、
「泣いたら吐くの連続でどうしよう」「口に入れたら嫌がるからできない」など
ママをはじめ家族は不安がいっぱいでした。
でもAちゃんはちょっとずつ成長し、それを私たちは
「しっかり座れた」「ハイハイした」と成長を共に見守り、喜び、
そして何よりかわいい笑顔に癒されながらの訪問でした。
そんなAちゃんは、ママとパパの愛情をいっぱい受けて
往診の先生や、リハビリの先生、そして私たちの応援をうけて、
しっかり口から食べられるようになり、チューブも不要になりました。
Aちゃんもママも、もうこれで大丈夫と自信がついて、
訪問看護は終了することになりました。
そんなAちゃんに担当看護師が手作りの卒業証書をつくってお渡ししました。
訪問看護の卒業。そんなうれしい別れもあります。
それをみなさんに伝えたいと思い、ブログで紹介させていただきました。
Aちゃんいつも癒しをありがとう。
これからもぐんぐん育って、大きくなった姿を私たちにみせてね。
いつでも私たちはAちゃんの応援団です。