大学時代の実習を通して、住み慣れた場所でその人らしい生活を送りながら療養生活を送ることを支援する訪問看護師の仕事に魅力を感じました。様々な疾患を抱えながら、出来るだけ長く、住み慣れた場所で暮らしたいといった療養者やご家族の想いを尊重し、その方の生活に合わせて必要なケアを行うといった訪問看護の楽しさややりがいを学び、自分も訪問看護にたずさわりたいと思うようになりました。

その方の居住環境で看護を行うため、その方の暮らしや価値観が浮かんできやすく、利用者さんから生き方について学ばせて頂く機会が多いのも魅力だと感じました。

大学時代の在宅看護の先生に紹介していただいたのがきっかけです。いずれ訪問看護に携わりたいと先生に相談し、健和会では、訪問看護の歴史も深く、研修プログラムも整えられていると教えて頂きました。コロナ禍で実習機会が少なく、特に技術面に不安を感じていましたが、オンラインで参加した説明会で、入職後の研修で技術練習があることや職場全体で新卒育成に取り組んでいること、個人個人の進捗状況に合わせて少しずつレベルアップができる環境であることが魅力に感じ、就職させていただきました。

看護師経験が豊富な先輩方が多く、同行訪問を通してケアの留意点や工夫している点を一つ一つ丁寧に教えてくださいます。また、先輩の見守りのもと、少しずつできるケアをさせていただき、良かった点や改善点をその都度フィードバックしてもらえるため、自分のペースに合わせて成長できる職場環境だと思います。休み希望も通りやすく、ワークライフバランスもしっかり取れることもできています。看護師のみならず、リハさんや事務さんとも、職種間での壁がなく、誰にでも話しやすく、温かい環境だと思います。

基礎研修では、同期と一緒に顔を合わせることが出来る機会でもあるため、とても楽しみになっています。基礎研修では、教育担当者から留意点や方法を丁寧に教えて頂きながら学び、技術を身に着けることができています。
また、ステーションでは、日々の振り返りを通して、フィードバックしていただき、出来ていたことや課題を明らかにし、疑問点を解決していただく環境ができているのがありがたく感じています。日々違う先輩方と同行させていただくため、それぞれの先輩看護師の良い所を見させていただくことができるのも良い点だと思います。

働き始めたばかりで、不安が大きい中、初めて行った利用者さんから、「新卒からの訪問看護ってすごいね。大変だろうけど、頑張ってね。」と言っていただき、帰り際の玄関を閉める時も、「がんばれー」と大きな声で応援していただきました。
利用者さんも疾患を抱えながら生活している中、私のことを励まそうと声掛けをしてくださったのが、とてもうれしく、もっともっと頑張ろうと思いました。私もその利用者さんのように他の人に元気を与えられる看護師を目指したいです。

健和会では、新卒からの訪問看護師を何人も育成してきている歴史があり、研修プログラムが整えられています。地域看護Bコースでは、往診や老健など他の施設で研修させていただくことができる独自の研修プログラムがあるのも健和会の魅力だと思います。また、どの職場にいっても、上司の方が優しく、職場全体で新卒を育ててくださる環境が整えられています。コロナ禍が落ち着き、インターンシップや説明会も開催されているため、特に訪問看護に興味がある方は、ぜひいらしてください。